心配性刑事ワーグナーの捜査を配信で見る方法

警部セザール・ワーグナーはリヨンから故郷のストラスブールへ異動となる。そこで彼は監察医のボーモンと親しくなる中、事件が発生する。地元のサッカーチームの選手がゲーム中に急死。最初は心臓停止と判断されるが、何かしっくりこないと感じたボーモンが再調査した結果、それが毒による暗殺であることが判明する。

ルーマニア出身の女性マルチェラが血を抜かれ、死亡している状態で発見される。彼女は欧州人権裁判所（ＣＥＤＨ）で働いており、その場所は外交特権によって守られているため、セザール達は調査が困難となる。彼女の上司であるミルチャヌ裁判官は、何かを秘密にしているように見える。

芸術学校の学生が水辺で死亡しているのが発見されたその日、セザールはデザイナー・ブレックの展示会のパーティーに参加する。驚くことに、ボーモンがブレックの配偶者だと知り、セザールは驚きを隠せない。さらに、そのパーティーで画廊のオーナーが転落して命を落とすという別の事件が発生する。2つの死亡事件に何らかの繋がりがあると推測する警察は、捜査を開始する。しかし、捜査中にセザールは不明なアレルギー反応に繰り返し悩まされる。

ナチス親衛隊の軍服を身にまとった男性の遺体が、頭を撃たれた状態で発見されます。セザールはボーモン監察医の推薦で、第二次世界大戦の軍事専門家であるサルヴィ教授の協力を仰ぎます。被害者の住居には多くのナチス関連の品があり、それらをネットで売買していた事実が明らかになります。レアは被害者の恋人であるマリーと話をし、2人は共通の体験で打ち解けます。捜査が進むにつれ、被害者がナチスによる占領時に略奪された美術品などについて調査していたことが判明します。

ワーグナー・ビールの瓶に人の指が混入する事件が発生します。セザールは新人のトマを同行させ、いとこの2人が経営する工場を訪れることになります。事件の関係者がセザールの親族であるため、捜査の指揮はレアが執ることになりました。やがて指の持ち主が特定されますが、その人物は既に亡くなっていました。メディアは事件に大きな注目を集め、シュワイツァーやモンデニアンらがセザールを捜査から遠ざけようとします。一方、セザールは母親が倒れたと聞いて心配し、彼女が深刻な病気にかかっているのではないかと不安を抱きます。

有名な写真家ジュリエット・プレッシーが何者かに首を切断されて死亡するという事件が発生します。この事件が発生した場所は憲兵隊の管轄地域ですが、憲兵隊の中には被害者と敵対関係にある者がおり、そのためセザール率いる警察が捜査を引き継ぐことになります。ジュリエットはアルチュールの母親と親しい友人でしたが、一方で猟師のジルとは対立していました。アルチュールはジュリエットの葬儀に参列するために帰郷しますが、その際に自身が同性愛者であることを父親に告げていないことを知ったボーモンは、アルチュールに代わって婚約者の役割を引き受けることを提案します。

ストラスブール国立劇場（TNS）で行われていたオーディション中に、演劇学校の生徒が亡くなるという出来事が発生します。この事件について、ボーモンは毒物による中毒を疑うことになります。一方、セザールは捜査を進める過程で、TNSのディレクターであるアンヌと再会します。彼らは高校時代に恋愛関係にあったこともあり、そのことから急速に親しくなっていきます。一方、グレッグは自身が大好きな刑事ドラマの主人公を演じる俳優がTNSの講師であることを知り、興奮を隠せません。そしてレアもまた、かつてのマルセーユ時代の元彼がなぜストラスブールまで追いかけてきたのかを知り、戸惑いを感じるのです。